数年前から60歳以上のシニア世代のおしゃれさんが世界的に注目を浴び、わたくしもネットでリンダ・ロディンやら「アドバンスト・スタイル」などを興味津々でチェックしまくっていました。そんな中、日本で一番輝いているのはやはり草笛光子さんでしょうか・・・!(^v^)

 

草笛光子

 

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上品な大人らしいファッションが格好いい!

80代である草笛光子さんの私服の着こなしを紹介した『草笛光子のクローゼット』という本が注目を浴びていますよね。草笛光子さん自身が、高価なお洋服ばかりというのではなく、プチプラの服や個性的な小物を取り入れつつ、あくまで自分に合ったものを着るというポリシーを持っているので、いかにもなギラギラ感も無く、シンプルで上品で。本当にお似合いでとにかくステキです。

シンプルなものを格好良く。いまや、ユニクロは老若男女だれもが着てますけれども、シンプルなだけにその人の着こなし方次第で、「いかにもユニクロ」に見えたり、「ユニクロには」見えなかったりしますよね。草笛光子さんの場合は、素敵に見せる力量が半端ないです。かもしだす雰囲気が、普通の80代の方のそれとはちが~う!

それは、なによりも「好きな服」を着る自由を貫いてるからなのであります。その上、楽しんでます。こうなると無敵。

草笛光子さんは「どんな服でも着る人がうまく着こなせばよい。」とおっしゃってます。度胸です。

普通のシニアなら、ちょっと選ばないようなキレイなくっきりした色をさらっと着こなしています。そして、ここが重要なんですが、決して「若作り」ではないところ!!!服を自分のものにしているので、そのような印象は一切与えません。「年相応」とか、そういう枠で見ること自体が無意味であることがわかります。これまでの日本で見るカッコいいおばさまたちは、黒・グレー・白なんかで凝ったデザインのアバンギャルドな装いをしてる感じでしたが、草笛光子さんの装いは奇をてらわず、もっと自然体でシンプルです。

一昔前はなにかと世間さまの目を気にして、60代どころか40代くらいで地味~になっていく人が多かったですよね。わたくしの母も、すごくおしゃれ好きだったにもかかわらず、たとえ似合う服を見つけても「これだと派手だと思われるから、やめておく。」とよく言ってました。住んでいる地域性もあるかとは思いますが、周りに基準を合わせたら、必然的にみんないかにもな地味~なシニアファッションになりますわな。これは残念なことです。「他人様がどう思うか」にとらわれてしまうのは、人生の楽しみを半減させてしまいます。

しかしながら、最近では年齢に縛られずもっとチャレンジしましょうよという風潮になってきているのをひしひしと感じます。今でこそ草笛光子さんに限らず一般人の方でさえ、素敵なシニアファッションの本がたくさん出版されているし、テレビでも素敵なオバ様たちのファッションが注目を浴びています。これはもう、「やったもん勝ち」です。やらねばもったいない。

しかも、それが若者よりずっとオシャレで格好良かったりする!自分の似合うものを知りつくし、服に着られないだけの経験値がものを言っているのかしら。

まず、自分の似合うものを知るためにはいろいろ試してみないと始まらない。その中で本当に自分の好きなものを「自由」に選択できることが、格好いいバアさんになるってことなんでしょうね。

 

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あこがれの総白髪になりたい!

草笛光子さんといえば、素敵な白髪頭。わたくし、総白髪には子どものころから強い憧れを抱いてきました。実は祖父がツヤツヤの美しい白髪頭だったからなんですが、だからと言って急には総白髪にはなりませんわな・・・。40代ともなるとかなり白髪が目立ち始め、なんとなくくたびれた印象にもなりがち。(実際くたびれてるんですが・・・)染めたものかどうしたものか、悩むお年頃です。

では草笛光子さんは?というわけですが、

やはりもともと白髪頭には憧れていたようです。なんでも、お若いころに街で見た40代くらいの白髪混じりの女性が、「白髪があっても平気」という自信がにじみ出ていてとても格好よかったそうです。とはいいうものの、結局は白髪染めをされていたようですが、ある舞台の役作りのために丸刈りにしたところ、生えてきた髪が白髪!周りの人からもその方がいいと言われ、以降白髪頭がトレードマークになったとのことです。

つまりは、70歳近くまでは黒く染めてたんですね・・・。でも、今の白髪で老けて見えるかというと、そんなことは全くないどころか、むしろお洋服に映えてあか抜けてます。丸刈りは極端ですが、いろいろチャレンジしないと実感としてわからないものだよなぁと感じました。

白髪ってよく見ると、ツヤツヤしていてキレイです。染めて髪を傷めるよりくたびれて見えないように、いろんなお手入れの方をがんばるのも選択の一つですね。白髪混じりでも素敵に見える人でいるための努力とでもいうんでしょうか。このほうが染めるよりおもしろそう・・・。

そして、堂々としていれば、いいんです!

 

自分らしさを大切に生きるって何だ?

今、すごく当たり前のように言われていることですが、でも、なんとなく流されて「こうあらねば」と思い込んでしまったりしていることって、結構ありませんか?改めて考えてみると、もはや好むと好まざるとにかかわらず、無意識的にそうしてしまっている事が歳をとればとるほど増えている気がします。この辺でちょっと自らを振り返らねばマズイんではないか?と気づかされましたよ。

草笛光子さんの生きる姿勢が、輝いていて新鮮に見えて注目されるっていうのも、ある意味いかに周りの目を気にして生きいる人が多いかの裏返しだと思います。

しかしながら、こういった人が注目を浴びるほど、世間様の許容範囲も広がっていくことでしょうから、これからもどんどん素敵な人が出てきてほしいものですね!

草笛光子さんのファッションから、自分が本当に好きなものを選択すること、拘りを持って強い意志で生きることの大切さを教えていただきました。何歳になってもチャレンジですね!

80代はやっぱり深いなぁ。

深いバアさんにならねばなぁ・・・。

 

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